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2015年10月12日月曜日

フェアトレード系のコーヒーは扱っていますか?へのこたえ

staff旅ログのコラムで書こうか迷いましたがこちらで。

お店に「フェアトレード系のコーヒーは扱っていますか?」とお客様がよくいらっしゃいます。
フェアトレードとは『発展途上国の原料や製品を適正な価格で購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指ざす取り組み』のことです。
文だけ見るととても素敵な取り組みだ思います。

物価が日本の半分~1/10くらいのコーヒー生産国の農園主や組合に、一回の取引でみなさんが普通の豆より割高で買った分から数十万~数百万のまとまったお金が彼らに入ります。
そのお金の使い道は彼らの自由。
使用人が快適に働けるインフラを整えたり、使用人達の子どものための学校を整備したりなど”我々が望む本来の使い方”をしているか!?と言ったら...
残念ながらNoなケースも。
大金の入った農園主はその資金で更なる金儲けに走ったり、製品のパッケージやメディアに出るときだけの顔だけ農園主になって海外旅行三昧etc…なんてのも多いみたいです。

そんな農園では、本来恩恵を受けるべき労働者(児童含む)が前と変わらず平気で夜遅くまで働かされていたりするわけで…なんていうか善意をうまく利用されている感がしますね(-_-)ノ

これは某農園の豆選別所ですが、夜遅くまで働かされている女の子の目がそんな現実を無言で物語っているかのようですね。

子供労働者が平気で夜遅くまで働かされていた
「この豆を買えば支援できるんですね?」「ハイ!」とは言えないのでウチの店では”そういうマーク”を前面に出した売り方はしません。
ただ豆や労働者には罪はありませんから”そういうマーク”の豆でもサンプルで送られてきた豆を焙煎して美味しければ店頭に並べます、というスタンスです。
(公式サイトのFAQにも記載しています)

今、この記事を書きながら飲んでいるコーヒーは”そういうマーク”のサンプルを焙煎したものです。
もっと書きたいことは山ほどありますが、せっかく甘味のあるグァテマラが苦いコーヒーになりそうなので、まずはこの辺で(^^;








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