(文末の方にジュニアテニスにガチで取り組んだ8年間の総括があります)
【Day1 8/31 金 】
7月の東北北大会準優勝で掴んだ全日本ジュニアです。「俺はこの全日本で競技テニスから引退するからね」ということで息子が小5から競技の世界に入って約8年間、彼のジュニアテニス集大成であり引退試合となる大会の応援に行ってきました。
試合予定は9/2だけど、8/31が公式練習日で「初めて足を踏み入れるコートのサーフェスに慣れておかないと」ということで2日前に現地入りです。お店は臨時休業でご迷惑をおかけしました<(_ _)>
久しぶりのトーキョー。お台場は息子が小さい頃何回か連れてきたけど、有明は結婚式に出席するために10年前位にきて以来かな?!
午前中のオンコート練習はサーフェスの球の速さ、靴の滑りやすさなどをチェックしていたみたいです
初練習が終わってちょうど昼すぎ。1ブロック先の有明ガーデンにいってランチにすることにしました
土曜日だからかレストラン街は激混みで比較的空いていた焼肉屋さんへIN。ランチ焼肉、美味しかったです
午後から雨になって、夕方同じ有明の室内コートで練習。面数の関係でサインインしたコートの半分がどこかの女子選手になってしまい、青森のペアとダブルス練習するつもりがNGに。残念ですがそれでもしっかりと調整してこの日は終了
動画
首都高に乗って今夜は久しぶりにeimy店長の実家へ。コロナで会えなかったしおばあちゃんも孫に会うのは久しぶり。前回が中学生の時だから写真では知ってるけど実際に会ってみると想像以上に大きくなっててビックリしたみたい。お義母さんもまずは元気そうで何よりでした。息子もお小遣いをいただいて嬉しそう
みんなでeimy店長実家近くで夕食~
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【Day2 9/1 日 】
朝、おばあちゃんに元気でねー!とバイバイして有明に移動。首都高は拍子抜けするぐらい空いてて渋滞なしで良かったんだけど迷走しまくっている台風10号の余波なのか時折ひどい雨でワイパー全開になることも。試合はインドアでもやってるけど外の方が面数が多いからこの雨で試合の進行がかなり遅れてるみたい・・・ハードコートは雨で試合できないのが痛いよね
それでも雨の晴れ間があると気温が高いからすぐ乾く。練習コートも解放されて青森の選手と一緒にサインインして練習することに
インターハイや春の全国選抜なんかと比べると出店ブースも少ないね(参加人数が少ないから当たり前)
コート駐車場を後にして、夕方に予約していた有明コートから徒歩5分くらい<相鉄グランドフレッサ東京ベイ有明>にチェックイン。早割で予約して3人朝食付きで2万ちょっと。ホテル代が高騰している中でかなりリーズナブルに泊まれてラッキーでした。ホテルの駐車場は2000円で翌日の午後2時までOKだそうでこの辺は駐車場料金が高いから助かります
部屋
この日は月島にもんじゃ焼きを食べに行くつもりにしていたんだけど、夕方から線状降水帯で雷と豪雨がまた連続して襲ってくるような感じになって、ホテルから一歩でも出ればズブ濡れになるほど
↑のニュースな感じだったからとても駅まで行って(ビールを飲む前提だから)電車で移動する気になれず、雨が小降りになるのを待って20時ごろからビッグサイト前のワンザ有明の居酒屋で遅い夕飯でした
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【Day3 9/2 月 】
朝5:00過ぎに目覚めてカーテンを少しあけてみたら快晴。これは旅ラン日和。グーグー寝ている息子を起こさないように外に出ます
最高の朝活を終えシャワーを浴びてさっぱりして、朝食と身支度を整えてサインアップするためにコートへ。徒歩5分で会場だし、チェックアウトが11時だから一旦ホテルに帰ることができるのでかなり楽です
ボードの前に人が少ない時間で記念写真撮っておこう(パチリ)
ホテルに一旦戻ります
11時にチェックアウトしてコートへ。NB14:00で試合は2時以降だけど昨日の雨のせいで進行が遅れていてもっと遅くなりそう。昼に青森のトップ選手と一緒に練習して調整しました
長い長い待ち時間。同じ東北の選手を応援したり、注目選手のプレイを見たり・・・
それにしてもこのALL JAPANは国内ジュニアテニス最高峰の全国大会だから、インターハイと違って部活に所属しないでプロ予備軍的に国外で活動しているような選手も出てくるし、大学に行っても一線級で活躍するんだろうなー的なトップレベルの選手ばかり。何なら次世代の錦織選手とか西岡選手を輩出するような大会なんだけど拍子抜けするほどギャラリーが少ないよなぁ。今日は平日だから放課後くらいの時間になったら関東でテニスをやってる小中高生がもっと見に来るのかとおもったけど、そういう感じの子はほとんど見かけなかったし...選手と選手の親、帯同してるコーチやトレーナー、大学のスカウトしかいないもんなぁ。特にU18男子はみんな身体もできてるからすべてのスピードが速くてしかもバチバチでメチャ面白いのに・・・アマチュアのテニスは人気がないなぁって思った次第です
そして日が暮れて19:30。ようやく試合開始です。どんだけ待ったのよ。長かった~
誰と当たっても勝てそうにないんだけど(笑)、相手は関東代表のシードペア。なんでも先日の国際大会の日本代表&去年の国体優勝選手なんだとか。とにかくメチャ上手なのは間違いなくて最初のセットは圧に押されて1ゲームしか取れずあっという間に失いましたが、2ndセットは相手のスピードに少し慣れて、持ち味の攻めるスタイルも冴えてきてなんとか食らいついて3ゲームとって…
試合開始から1時間ちょっとの20:30分過ぎごろ、審判が椅子から下りてきてネットのところに選手を集めました。「?」と思って見ていると、他の試合中のコートでも同様の感じ。ロービングアンパイアの人に聞いたら「21時に照明が消えて完全撤収なのでいま試合が続行しているところは明日に順延です」と。えー?21時で終わりなんて聞いてないしだったら19:30から試合を入れるなよって話。2セット10ptタイブレークのマッチが1時間で終わるわけがないんだから・・・20:30で終了サスペンドありなんて一言も要項にも書いてないしね。「明日は朝からこの続きですか?」「いえ、先にシングルスの2Rを入れると思います」「え?」「多分午後になります、としか私は言えません」と。マジか。・・・言っても仕方ないけどちょっと不満ですねー。テニスの運営側ってあーしろこーしろ的にやたら厳しいルールを押し付けてくる割に意外と自分たちは細部がテキトーっていうか選手や引率者に急な負担がかかることが多い印象です。例えば選手リスト発表とかも遅れて直前になったり宿をおさえるのもシクハクだし・・・だいたい今回だって明日の予定が23:00頃まで発表されないし、アクセスが集中しているのかサイトに繋がらないし、ホントに予定が立たなくて参った~
相手が強すぎるので負けて帰ることを前提にしていたんですが今日は帰れなくなりました。eimy店長の実家にまたまたお世話になることに。お義母さんは大変だけどまた孫の顔が見れて良かったみたいでそれは良かった^^ それにしてもレインボーブリッジから見るTOKYOベイサイドの夜景は大迫力ですよ!
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【Day4 9/3 火 】
関東地方の今日は迷走台風(温帯低気圧)のせいでまた雨ベースの天気。試合再開は14:00以降ということで有明には11:00過ぎにはついて、息子がバーガーキングが食べたいっていうので付き合いましたがメチャ懐かしい味がします
雨で試合進行が遅れているみたい。もし今日で終わらなかったらeimy店長は新幹線で山形に戻ってもらって、息子と2人でまた泊りかぁ・・・な感じで話しながらも、日程的にかなりキツいからなんとか進行してくれることを願いながら天気の回復を待ちました。そして雨が上がったのが夕方で試合再開はナイターの灯りがついてから。試合がサスペンドしてからの待ち時間は約20時間。とてつもなく待った感じです
ジュニア最後の試合、最後のゲームは40-40まで競って見せ場を作ったものの負けました。同時に息子の小5からの競技生活にピリオドです。ちなみにこの日記を書いている9/5現在、対戦相手は決勝戦まで進んでいます。日本で1~2を争うペア相手にそこそこ善戦したと思うし、<テニスの聖地>といわれている東京有明の大舞台で凄い相手と戦って引退することが出来て良かったんじゃないかなぁ。変に守りに入らず攻め続ける自分のスタイルも貫いたね。ホントにお疲れ
・・・話を戻して19:30過ぎ頃に有明を発って山形市の自宅着23:30。明日から仕事です。息子は登校。疲れもたまってなかなかしんどいですけどね。まずは無事に試合ができて良かったし、思い出深い応援の旅になりました!
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仕事以外は息子のテニス中心だった8年間。いろんな方に「さらに上手くなってる」っていわれるし、本人もボソッと「あと1~2年始めるのが早かったらなぁ、もう少しなんとかなってたかも」と言ってます。実は先の全日本予選東北大会の準優勝で東北初開催の国際大会ITF$15000の本戦WC出場の権利を貰えることになったんです。それはジュニアじゃない国際大会で出ても勝てるわけないですが万が一相手が棄権でもしたりすれば世界ランク(ATPポイント)を貰えるのに…「引退するからイイや」ってあっさり蹴ったし…親としてはココで終わりにするのは正直ちょっともったいない気もします。
関わってくれた多数の方に「やめるのはもったいない」「大学でも続けるんでしょ」とか言われます。時間をおいて何回か「続けないの?」と聞いたけど答えは変わらず「引退」そして「目標のインハイも出れたし全日本にも行けたしやりきったよ」と。本人はプロを目指すわけでもないし、今まで毎日のガチ部活が兵隊みたいで嫌だったらしく「競技はもう嫌だ」だって。だから大学の体育会に所属するなんてまっぴらゴメンって感じなんだろうね。絶頂期でスパッと! 案外いい引き際かもしれないねって思うことにしました(^_-)-☆
でもまずはこれで円満に高校部活も引退。テニス漬けでやりたくてもできなかったことがいっぱいあるらしいし、放課後に友達と遊ぶとか、残り少ない高校生活も楽しみたいらしいです。今回も文化祭とこの大会がかぶって高校最後の文化祭に参加できなかったもんね。すでに先日からジムに通い始めてやりたかったボディメイク(筋トレ)も始めたようだし、ボクシングもやってみたいなーって言ってます(笑)
☆8年間のジュニアテニスの総括です☆
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小5~高3☆主な記録
(公式戦のみ)
・試合出場回数計 : 181回
・通算成績 : 346勝 191敗 4打切り
・入賞 : 優勝:21回 / 準優勝:26回 / 3位:25回
・主な実績 : インターハイ単複出場、全日本ジュニア出場、全国選抜出場
・全国ランキング :JTAダブルス U17 51位・U18 101位
・県ランキング(最終月): ダブルス1位・シングルス2位
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小5~高3 計約8年間のジュニアテニス保護者としての感想
自ら決めた道→息子のテニスは親が無理矢理やらせたのではなく、自らやりたいって言って始めたスポーツ。小学校では市記録会の100m&リレーで学校代表に選ばれる少し運動が出来る男子って感じで、サッカー、野球、陸上とかいろいろ誘われている中で、スポクラのコーチに「ボールにあてる面の使い方がとても上手いのでちゃんと練習すれば強くなると思います」って言われてその気になったのか「クラブチームに入って強くなりたい」って。まぁ小5の幼い気持ちで決めたことだけど、自分から飛びこんでいったんだから最後までしっかりやってよ!って感じで応援していました
なんで親コーチをはじめた??→子供のスポーツ指導に親がしゃしゃり出るのはどうよ?って自分は思ってました。クラブに入ればコーチから当然のように手取り足取り教えてもらえると思っていましたからね・・・クラブのことは全然悪く言うつもりもなくてむしろとても感謝していますが、入ったクラブは<クラブ生同士で競り合って伸びていこうぜ>的に練習の場を提供している良い意味でほったらかし系のクラブだったんですね。なのでこれは元経験者の自分が現代テニスを勉強して基礎からちゃんと教えたほうが良いな、と感じたので始めたことです。毎日2~4時間いちばん間近で彼の練習を見て、そして出る試合はほぼVTRで撮って見てるから、良いところも悪いところも誰よりも把握できてました
親コーチとして気をつけたこと→最初に取り組んだのはすべてのショットの奇麗なフォームとユニットターンとか体の軸(体幹)の使い方。フォーム系を後から大きく直すのは厳しいので最初の頃にもう徹底的に教えました。中学、高校とカラダがどんどん出来てきてパワーがついて、きっちりと球に重さを乗せて打切れるようになった高2の頃、プロ選手に「フォームが奇麗だから自分の打点に入ってしっかり打った時の球の伸びがエグい」って言われるようになったのでやっぱ基本フォームしっかり教えて良かった、間違ってなかったな~と自画自賛。あとは他者との関わりです。ここで気をつけたことは2つあります。まずクラブや部活でコーチや監督のアドバイスに対してダメだししたり口を挟まない事。親の言うことorコーチの言うことのどちらを取り入れるかは彼の自主選択に任せていました。それと対戦相手について、芋ジャッジする子とかいた時とか選手間で試合中に何かトラブルがあったときにはロービングを呼ぶように言って親がそこに介入しないようにしていたことですかね~
リアルドラクエ→散々も記事内で書いた言い回しだからしつこいかもしれませんが最後にもう一度。このジュニアテニスへの挑戦は親子で挑んだリアルRPGなんです。ドラクエやってる感じですよ。lv.0の子供の経験値や戦力を上げて勇者にしていくという…自分は元ゲームデザイナーだからね、、ってのあるかもだけどそういうシナリオを描いて親コーチ&トレーナーとしてアシストしてきました。「まず●君を倒した、次は●君、彼はテイクバックが大きいから、できるだけ半歩とか一歩前に入ってライジング気味で球を返して彼の時間を奪っていく戦略でいこう!」って感じで息子にアドバイスしながら格上選手を一人一人倒していく感じで楽しみながらやってましたね~
最終目標決定と達成感→息子が高校進学時に決めた最終的な目標は「県1位になってインターハイに個人で出場」でした。がしかし、入学してすぐ大けが(骨折)したり、書ききれないほどいろいろあって・・・でも
高3ラストの県総体をなんとか獲って、
インターハイに個人でシングルスも
ダブルスも出場できて目標完全達成! そんでマグレでも最後の最後に全日本ジュニアまで出ることができたので描いたシナリオ通り以上にハッピーエンドでした👍
見返してやった感→あとちょっとアレだけど始めた頃~高1くらいまで息子をずいぶん下に見て馬鹿にしていた性格があまりよろしくない選手とその保護者や関係者に対しては見返してやった感があります! 『小5からで全国なんて無理~』って陰で散々言われてましたからね。みんなの前で『左手で勝てるよ』と息子に言っていた子もいたけどキミは最後個人でインハイいけませんでしたよね?って感じ(笑) そんな下に見られて辛い思いをしてもいつかギャフンと言わせてやるってモチベーションとなっていた側面もあったので今となってはある意味感謝の対象なんですかね??(笑) まぁ苛められっ子が努力に努力を重ねて苛めた相手に勝利して認められるっていう映画の”ベストキッド”みたいな感じでしたね
半端なくかけた時間と労力→さっき書いたようにガチなゲーム感覚なので労力とは言いたくないけどエネルギーは注ぎました。中学まではほぼ毎日2~4時間練習のアテンド、さっきも書いたけどコーチが手取り足取り教えてくれるクラブではなかったし、自分は現代テニスを勉強して時間を割いて一緒に闇練したりすることも多々でした。そんでもって平日の倍以上忙しい週末が毎回試合か遠征。ただでさえ仕事でいっぱいな感じなのに、その前後の準備を含めると徹夜状態になることもあってかなりキツかったです。しかもeimy店長はそんな忙しい土日をワンオペでやってましたからね。相当大変だったと思います
お金がかかるスポーツでした→テニスに限らずだと思うけどジュニアのスポーツとはいえガチでやるととにかくお金がかかります。クラブ費、部費、ラケット・ガット・ウェアなどの道具・合宿費・遠征費・試合エントリー費・その他自主的に
県外のクラブの合宿に参加したりもしましたね~、もちろんこの記事のような親の応援旅行費もかかるからお金が湯水のように出ていく日々でした。高校は特待推薦だったのでいくらかの学費免除はあったけどそれは焼け石に水って感じ。頑張りましたね~💦 ありがたいことにウチら両家実家から孫への援助もあったし、おまけに複数のお客様から「息子さん頑張ってー!」と差し入れや激励金を頂いたりもしましたね。応援本当にありがとうございました<(_ _)>
思い出はプライスレス→ジュニア選手のいち保護者としては”色々大変だったけど全体的にはキラキラした瞬間の連続”で家族としてホントに良い思い出。でも親コーチとしてサポートして仕事以外の時間を全振りしていた立場からは、この8年をもう一回やれって言われたら正直無理です。ま、息子にはいままで8年間楽しませてもらってありがとうっていいたいです(^_-)-☆ もう競った試合でヒリヒリすることもないんで心穏やかに過ごせそうですが逆にそれはそれで寂しい感じもするけどね(^_-)-☆
キャリアピークでスパッと引退。良かったと思います。親もやり切りました! 関係者の皆さん、ありがとうございました
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最後に親子でパチリ |
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