こんなBlogでも楽しみにしてくださっている方もいらっしゃるみたいで更新が1週間ぐらいあいちゃいました<(_ _)>
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"ファーストアタックはいきいきとしたフレッシュオレンジ。フルーティーさの中にもほのかに感じるブラックペッパーやシナモンのスパイシーなニュアンス。豊饒なテロワール(土壌)を想わせるしっかりとしたボディは奥行きがあり複雑な味わい。余韻にお香のようなウッディなアロマが漂います。高貴な果実のようなこの・・・(略)"(そのお店に悪いので少し文章を加工しています)
これ、ワインの能書きかと思ったらコーヒーです。
とある方から
「今、こういう浅煎りが流行ってんの? こだわりの豆らしくて高かったんだけどね。正直、不味くて飲めないんだけど。悪いけど見てもらえない?」
とコーヒーを手渡されました。
挽いているときから青臭かったんですが、
試しに飲んでみたら酸っぱーい!青臭ーい!
ここ最近のブルーボトルとかサードウェーブ系流行りで、
シングルオリジン×浅煎りブームなんですかね!?
嗜好品だからそれを正しいだの間違ってるだのは無いです。
だから何とも言えないけど、
少なくとも自分の好みではないし、丈夫なはずの胃がムカムカし始めています。
中米のなんちゃら農園の浅煎りの豆…
捨てるには忍びないので脱臭剤になってもらうことにします。
自分の感覚ではコーヒーって特別なものではなく、
ごく普段の飲み物だから“何か特別なモノ的であるような過剰な蘊蓄”は正直ノーサンキューです。
お客様も「「ホットするための飲み物なのに、最近はどんどん高くなって、そして難しくてまるで知識をのまされているみたい」っておっしゃってましたね~…(→記事)
お客様の実際のニーズと、コーヒー業界が儲かるように持っていきたい方向との間に、大きな溝があるような気がしてなりません。
先の豆の説明も、付加価値をつけて高く売りたいのが一字一句に透けて見えるような感じですもんね。
ナンボ商売でも自分はあそこまでは書けないなぁ。ある意味尊敬します。
もし自分がコーヒー豆だったら恐縮しちゃいますね。
「オレのこと高貴な果実なんていう人もいますけど単なるコーヒー豆っすから。少しだけ育った環境に恵まれただけです」
って(笑)
コーヒーは種類も焙煎度合いもいろいろありすぎるし、
お客様の好みも千差万別なので、特徴の説明は必要です。
例えば誰でもわかるように...、
「このコーヒーは深めの煎りで少しビターですけど、強いコクがあるので甘いドーナッツとかと一緒だと美味しいですよ」
…みたいな感じの方が、テロワールだ果実だ言われるより、確実に伝わるのでは!?と思うんですけどね~…どうでしょう!?お客様の好みも千差万別なので、特徴の説明は必要です。
例えば誰でもわかるように...、
「このコーヒーは深めの煎りで少しビターですけど、強いコクがあるので甘いドーナッツとかと一緒だと美味しいですよ」
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コーヒーもワインも食も、なんでもそうなんですが、
自分の感覚を信じていなかったり自信が無かったりすると、
誰かが作った<流行>とか<TVでやってた>等をそれがいいモノのように感じちゃって、
そしてまるで鵜呑みにするように自分の判断を選択しちゃいがちですよね...
番組で「○○を食べれば痩せる」とかやると次の日そればっかり売切れたり。
食べて痩せる食品なんてあったら大問題ですよ。そんな訳ないじゃないですか(苦笑)
ま、今はインターネットがあるから違いますが、
昔は、親や学校の先生、そしてTVが言うことが絶対的な時代でしたからね。
そんな一方通行で育ってきてる世代はことさら洗脳されやすいのかもしれませんね(笑)
こんな記事もぜひお読みください→“顔が見える≠安心でない例”
そうならないように、
自分の直感や感覚を信じ生きていきたいものです。
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