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2016年9月7日水曜日

1年かかったけどようやく吹っ切れた

お客様がこのブログを見たり、自分たちと海外・料理・ワインなどのことを話していると、ツイッターやFBに溢れるキラキラ投稿をみるように、『毎日が充実していてイイわね』と映るようです。
決して"盛ったり"はしてないですがそれは断片的なこと。
トラブルや悲しみや怒りやストレスなど、表に出してないだけで、決してキラキラなことだけではありません。

あれから1年。
バリに飛ぶ直前に、バリではなく"あの世"に逝ってたかもしれないあの一瞬。
それまで大病や大きな失敗、もちろん交通事故を起こすことなど1度もなく、40数年間を生きてきた彼女。
元気な息子も授かりすくすくと成長していること、産んでくれた親も長生きしてくれていること。
2人だけでやっている街の片隅の小さな店はおかげさまで15年も続いている。
朝から晩までシゴトして、必死に毎日を過ごしていて時間も心にも余裕なんてあまりないけど、
毎日家族3人一緒にごはんを食べ、たくさんお喋りしたり、時にはケンカもする。
そんな当たり前のように 側にある普段の生活。
そんなすべてを失ってしまったかもしれないあの一瞬のことを、
彼女は誰のせいにもしないし、言い訳もせず、顔にも出さず、楽しそうにお客様とお喋りしながら手を動かしている。
お客様と似たような事故の話(不幸話)になるときもあり聞いているこちらとしてはヒヤヒヤしたりするのですが、そんな時でも彼女は自分の感情を抑えつつも、しっかり向き合って話してるのを目の当たりにしていました。
気持ちがすぐに顔に出てしまう自分には到底できないかも。


事故のお詫びと償い、公的なこと(免停や罰金納入)も終わり"みそぎ"は済んでいたものの、依然として彼女の中にはなにかモヤモヤするものがあったようで、休日にふさぎこむこともありました。
そんな中、あの事故からほぼ1年後、今年もバリマラソンに出ることにしました。

意識が飛んで倒れそうになるようなバリ島の暑さの中を、
42.195㎞を一歩たりとも歩かず走り切ったことで、
彼女の抱えていたネガティブなものはすべて汗と涙とともに蒸発したようです。

シゴトがある幸せ、食べるものがある幸せ、着るものがある幸せ、住む場所がある幸せ、家族がいる幸せ、そして健康で命がある幸せ。
つい忘れがちになる日常のありふれた幸せ。
これからも大波小波が来るときもあるでしょう。
でももっと自分に正直に、幸せを沢山感じられるよう、自分の理想を追いかけつつ、これからの人生を楽しみたいと思います。
感じることができるうちに・・・。
Keep Our Head Up, Always!
気づきをありがとう(^_-)-☆



(こちらもどうぞ)
RUN BALI(バリマラソン参加記録のブログ) 
http://runbali-jalanjalan.blogspot.jp/



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