突然夢に出てきた。
色付きだけど薄紙を通したような少しぼやけていて透明感のある映像。
カラダは触れるのだけれど柔らかいあの毛の感触がまったくしない。
犬独特の臭いもしない。
天井を歩いて重力に逆らうような動きも見せる。
3年生にもなって何故か自分と同じベッドで一緒に寝ている息子にガバっと抱きつかれて目が覚めた。
(ああ夢だったか...)
壁の時計を見ると朝5時前。
まだ真っ暗なのでもう一度目を閉じる。
すると、なんとさっきの夢の続きが再び始まった。
べっちゃんは自分の隣にずっと寄り添っている。
「そろそろ行かないとダメなんじゃない?」
と声をかけたときに目が覚めた。
明日、49日になろうとしている。
焼かれる直前に目が開いたり、お供えの水が減ったり、ドンっと足元にぶつかってきたり、
いろいろあったからもう驚かないけど、こんなこともあるんだね。
(ペットロスを引きずっているんだろうな…とは思います)
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夜、べっちゃんの大好きだったラクレットチーズをたっぷり使ったフォンデュを作って虹の橋へ送ってあげよう・・・写真を飾ってべっちゃんとの思い出を語りながらグラスを傾けます。
【WINE】2011 Henri Meurgey , Bourgogne Chardonnay
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49日目の朝。
朝食を食べながら息子が、
「ぼくの夢にもべっちゃんがでてきたよ。べっちゃんが死んでから頭の中にべっちゃんがいて、ずっーとモヤモヤしてた感じがあったけど、今日起きたらそれが消えたー」
と。
ちょうど木曜でお店がお休みだから、お饅頭を買ってべっちゃんが眠る郊外のペット霊園へ。
霞がかっているけどうっすらと日も差す穏やかな冬の日。
帰り際、車のオーディオでこの歌をかけながら。
♪飛んで、飛んで、高く。雲の向こうに青い空と虹がまっているから(注:自分の意訳です)
「今頃、大好物のお饅頭を食べおわって虹の橋へ登っていったかな」
「そうだね」
バックミラーからペット霊園が小さくなって見えなくなっていきます。
べっちゃん、安らかに。
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