ついにこの時がキタ――-!
お手軽な釣りには何回かチャレンジさせたものの、アルバムにあるのは『お父さんが釣ってきた魚と写った写真』ばかり(笑)
この写真は1歳の頃かな。もう9歳だもんな…実はずっとこの時を待ってました!
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5月23日深夜。
男二人で海まで片道2時間のドライブ。
そこは比較的安全な堤防ではなく、崖を登って下りて行かなければならない磯。
小学生にはちょっとデンジャラスな体験。
(もちろん安全面では、頭には強力なヘッドライト、足にはスパイクを履かせ、ボディにはPFD(ライフジャケット)を装備させたりして事故のないように配慮はしています)
満月大潮という、潮が動いて釣りをするには絶好のコンディション。
魚の気配はムンムン。
「オレに釣れるかなー?」
最近、一人称がボクからオレに変わったみたい(=^^=)
「魚のいそうな場所、ターゲットの魚が泳ぐ層に、その魚が好む餌を投げいれて、そこに魚がいれば釣れるよ。例えばあそこ、試しにやってみな」
基本だけ教えて好きにやらせてみると...、
「よっしゃ来たー!」
アジやメバルといったこの時期の魚が連続でかかる。
けれど、まだ初心者。
魚が釣れているタイミングで仕掛けがスパゲッティのようにからまってしまう。
「慣れたスマホや任天堂のゲームと違って思い通りならないだろ? リセットしたくてもそんなボタンはないからできないよ? 」
自分の力では直せない仕掛け。こみあげてくる悔しさで半べその息子。
仕掛けを直し、再度釣りを始めたころには魚の気配はなくなっていた。
「こんなことは釣りではしょっちゅうだよ。さ、立て直そう」
次の手立てを考え魚にアプローチしていく。
「今、あそこで波が砕けていて、潮がそこからこっちに流れているだろ? 」
「うん」
「それで聞くけど、水槽の魚ってどっちに頭を向けるんだっけ?」
「えーと、エアポンプから出てくる流れに向かって頭を向けるよ」
「そう。それはココでもおんなじ。エサとなる微生物とか小魚はあそこから流されてくるんだから、魚はどこでそれを口を開けて待っているかだよ!?」
「あ、そっか。流れてくる餌を待ち構えている場所に仕掛けをながしてやればイイんだ」
「そういうこと」
「やってみるね…エッ? もうかかった! よっしゃ来たーっ!」
そのドヤ顔、イイ顔だよ(笑) ママに自慢するのが目に見えるなぁ( *´艸`)
山の稜線から朝日が顔を出すと夜行性の魚からは反応がなくなりはじめる。
そろそろ体力も集中力も限界でしょう、ということで納竿。
彼の力で釣りあげた魚たち。
山の稜線から朝日が顔を出すと夜行性の魚からは反応がなくなりはじめる。
そろそろ体力も集中力も限界でしょう、ということで納竿。
彼の力で釣りあげた魚たち。
よっぽど疲れたのか帰路、走りだしたとたん寝息を立てはじめました。
ときどきニンマリしています。何か大物を釣り上げた夢でもみているのかな!?
『釣りって遊びだけど、日常生活すべてに応用が利くことばかりだよ』
『自然相手だからさ...同じように見えても状況は常に変化しているんだよ。だから常に情報を整理して考えれば、ただぼんやり釣り糸を垂らすだけより釣れる確率も上がるんだ』
『それって釣りの世界だけじゃなくて、生きていくうえでの色んなことに対応していく力も自然に身についていくんだよ』
..と心の中で寝顔に向かってアドバイス。いつかわかる日が来るでしょう。
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夜の食卓です。
【WINE】2014 CHABLIS-DamptFreres, PETIT CHABLIS |
案の定、ママに今日の大自慢大会。
いいんだよ。自慢して。
体力的にも厳しい夜釣り。
やり遂げたね。
息子と釣った新鮮な魚でシャブリを愉しみました♪
最高です(^^)