大学生になったばかりの1986年(昭和61年)。当時バブル景気下でデザイナーズブランド(DCブランド)の洋服が異常なほど流行ってました。で、18歳のアンチャンがコムデギャルソンとかニコルとかを買って流行に乗ってみました・・・が、キャンパスではどいつもこいつも同じような格好でかぶりまくり。なんか着ていてザワザワするというかシックリこなかった感もありましたねー。
そんなある日、新宿の丸井で買ってきたDC服を高円寺の6畳ワンルームアパートで独りファッションショーを開始…鏡に写ってるのは”MEN’S BIGI”って大きなロゴの入ったTシャツを今でいうドヤ顔で着ている自分。親から仕送りしてもらってる分際で?? アルバイトの稼ぎしかないのにオマエ、馬鹿なの? 一気に醒めた瞬間。素材が良いとか裁縫が素晴らしいとかいう本質よりも『ロゴに無駄金を払ってたんだ』って。
1時間後には、まだタグのついている新作のBIGIのTシャツはもちろん、DCブランドの服はほとんど古着屋に持っていきました。オークションどころかネットなんてなかった時代だからね。レアなアイテムもあったみたいで買ったときより高く買い取ってもらったアイテムもあったり(嬉) そのお金を握りしめ上野のアメ横(雑多な雰囲気が好き)へ向かってヘインズの白Tとリーバイスの501を買いなおしたんだっけ。
その後、上野から徒歩で秋葉原まで歩いてて電気屋の店先のTVに「関東地方が梅雨明け」というテロップが流れてて、ふと見あげたトーキョーの空がめっちゃ青かったことを鮮明におぼえています。そのときウォークマン(←若い世代は知ってますか?)のヘッドホンからはCutting CrewのOne For The Mockingbirdが流れてたんだよね。
@ハリウッド・ルーズベルト・ホテル - Hollywood Roosevelt Hotel,LA |
そしてこの写真のころから約30年経った今日もまた白いヘインズのTシャツにリーバイス501のジーンズを穿いています。心地よい風をまとうようなシンプルさ。Simple. I always have and I always will. 幾つになってもシンプルな白いティー&デニムが似合う体型とLIFE STYLEでありたいものです(^_-)-☆
0 件のコメント:
コメントを投稿